上町雛祭りサロン~篤姫の雛祭り~
明日は、3月3日「桃の節句」です。
桃の節句の起原は大変古く平安時代に遡ります。昔の日本には五つの節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)があり、当時この行事は貴族の間では、それぞれ季節の節目の身のけがれを祓う大切な行事でした。その中の一つ「上巳(じょうし)の節句」が後に「桃の節句」となりました。
ひな祭りは、高貴な生まれの女の子の厄除けと健康祈願のお祝いとしての「桃の節句」が
庶民の間にも定着して行ったお祝いです。
上町維新まちづくりプロジェクトでは
今年の 桃の節句 に併せて
観光かごしま大キャンペーン推進協議会「篤姫のひなまつり」のイベントの一環として
「上町ひなまつりサロン」を 開催いたします。
会場となる鹿児島教育文化研究所では、大広間にて地元の皆様からお借りした
ひな人形10組の展示されます。
日頃の地域でお世話になっている皆様へのお礼の気持ちを込めまして
先着50名の皆様にはぜんざい、甘酒のお振る舞い
手作りのお雛様や和風小物、蒲生和紙ののし袋などの販売などをいたします。
また、ひなまつりでは 鼓川町で活動されている
「アンサンブル・ユヴェール」の方々によるバイオリンのミニ演奏会が
11:30~ 13:30~ の2回行われます。
会場の「鹿児島県民教育文化研究所」は、昭和11年に金釘を一本も使わずに建てられた
数奇屋造りの豪邸です。(築70年以上)
重富島津家跡地(篤姫の祖母家)であり
もしかすると篤姫もこの地で桃の節句を行っていたのではないでしょうか。
敷地940坪、建坪280坪、12ある部屋や廊下、階段には趣向をこらした装飾が工夫がされています。
また、趣のある庭園や灯篭は、歴史的価値が非常に高く
石塀は、鹿児島市ではじめての景観重要建造物に指定されました。
レトロな雰囲気を醸しだしている素敵な石塀です。
上町の宝としてとても魅力のある施設です。
通常は、一般開放されている施設ではありませんが
是非この機会に、お越し下さい。
(開催時間)
3月3日(水)10時~15時
(開催場所)
南洲神社から、大龍町、春日町へと続く南洲門前通り(昔の大龍寺馬場)、大龍小学校隣の
『鹿児島県民教育文化研究所』(重富島津家跡)で行います。
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