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Posted by チェスト at

上町検定のご報告。

2013年02月04日

昨日ちょうど節分に当たる平成25年2月3日(日曜日)14:00~
歴史の香り溢れる鹿児島県民教育文化研究所において
雲一つない快晴。春の訪れを感じさせるような陽気の中
第三回上町検定が実施されました。


第一回上町検定の試験問題は六回に渡って実施したまちあるき「歴史探訪」の資料をもと出題されました。
上位八名を上町達人として認定いたしました。

第二回は第一回上町検定で達人に認定された上位入賞者を含めて作成された
「かんまち本~その1~」の完成を記念しての実施しました。
80点以上を合格とし4名の方を上町達人として認定いたしました。

そして今回第三回目は
「かんまち本~その1~」を出題範囲として40問
上町の「今」の状況を、時事問題として出題した10問
当日は14名の方がとても真剣に問題に取り組んでいらっしゃいました。
平均点は72点、最高得点は90点でした。


また、今回も試験終了後は答え合わせをしながら
NPO法人「かごしま探検の会」の東川隆太郎さんの楽しく詳しい解説をセミナーという形で行い
時には笑いもおきる和やかな雰囲気の中でより上町のことを知っていただくことができたのではないでしょうか。


見事今回上町達人とさせていただいたのは80点以上の2名。
※代表も時事問題に助けられイチオウ80点でしたが・・・。

これからかんまち本その2の作成にむけての活動を本格化させていきたいと考えています。
今後とも上町をよろしくお願いいたします。
  


Posted by 上町維新 at 09:41Comments(3)活動報告

いよいよ・・・今週末は・・

2013年01月28日

いよいよ、今週末は「第3回 上町検定」です!!


今からでも、お申し込み間に合います!
詳細については、ブログの1月11日をご覧ください!!

2月3日、鹿児島県民教育文化研究所でお待ちしています。

試験後には、邸内案内もあります! お土産もあります! 盛りだくさんの上町検定です!  

Posted by 上町維新 at 22:49Comments(0)

第3回上町検定。

2013年01月11日

いよいよ第3回の上町検定が近づいてまいりました。
本年は、昭和11年に建造された県民教育文化研究所(旧重冨島津家屋敷跡)にて
実際に歴史を感じながらの検定となります。

★日時 : 平成25年2月3日(日)受付 午後1時15分~

★場所 : 鹿児島県民教育文化研究所(予定)
       鹿児島市春日町4−60

★試験時間 : 午後2時~3時 (60分間)

★答え合せセミナー 午後3時10分~4時
「NPO法人かごしま探検の会」 代表理事 東川隆太郎さん

★表彰式 : 午後4時~4時30分

★検定料 : 1.000円


お土産として麹屋さんの甘酒・昔懐かしい大野屋のふくれ菓子を差し上げます。食べ物でも上町を楽しんでください
お問合せは春山080-3963-1109(不在の場合は留守電にお入れ下さい。

検定問題は「かんまち本」から40問、地域の時事問題から10問出題されます。
「かんまち本」は、銭屋さん(伊集院病院隣)、和み庵(南州神社境内)他で販売(1冊500円)しています。

80点以上の合格者(上町マスター)と協力して
かんまち本のその2の編集作業を予定しております。



  

Posted by 上町維新 at 14:38Comments(0)イベント案内

知られざる上町めぐり 

2012年12月27日

 2012年もそろそろ終わりに近づいてきました。
 皆様、いかがお過ごしでしょうか?

 先月、11月18日【日】に行いました『知られざる上町めぐり』、別名『2013年2月3日 上町検定、時事問題解答ツアー』で見かけた、知られざる上町の一コマをお知らせしたい、と思います。

 まずは、集合場所の鹿児島駅市電前で見かけた、『鹿児島交通局の東川隆太郎さん』です。(ご本人には、ブログ掲載は了承済みでございます!)
 
 当プロジェクトの協力団体でありますかごしま探検の会の東川さん?とメンバーが勘違いしてしまい、びっくりして写真撮影させていただいた、一コマです。





 次に、こんなところにこんなステキなお屋敷があるなんて誰も知らない、と思うほど、かくれ家的な
場所に位置している下竜尾町にある『デイサービス はんにゃ小路 らぶ』さんです。

 当日は、私達のために、お庭にイスとテーブルを準備してくださり、ぜんざい、カライモ餅、お茶を頂ました。
 まち歩きも終盤で、少し疲れていた参加者でしたが、このおもてなしで元気復活!!!
 南洲神社の急な階段も軽快に登っていくことができました。

 このらぶさんのお屋敷は、昭和元年(1925年頃)に建設されたもので、建築主が若い時に京都に住んでいた影響から、京都風な建築様式を取り入れています。
 また、昭和10年代に接客用として増築された部分は、数奇風建築様式を意識して設計されているとのこと。
 江戸時代は、『般若院』と称されるお寺があった場所ではないかと想像され、お庭には当時が偲ばれる石塔などが残っています。機会があれば、ぜひ訪ねて行かれてみては・・・・・

  

Posted by 上町維新 at 15:16Comments(0)

太極拳24式 ご披露!

2012年11月18日



17日(土)に大龍小校区文化祭での、「上町維新太極拳クラブ」の舞台発表です!!

『″上町維新まちづくりプロジェクト"の仲間で、たまには体を動かして、体にいいことしたいね、と言って始まりました。
先生がとてもわかりやすく、丁寧に教えてくださり、全く初めての人から少しかじったことのある人まで、現在9名で、和気あいあい楽しく、たてばば福祉館で続けています。
 目標が少しはあったほうがいいよね、ということで、今年は資格試験も受けて合格したり、と太極拳の奥深さに魅せられつつあります。
 もうひとつの目標だった"痩せる"ということは、なかなかですが、笑いとおしゃべりでこれからも元気にやりたいと思います。』

という、紹介文がアナウンスで流れた後、音楽に合わせて始まりました。
オレンジ色の上町維新Tシャツが、鮮やかに舞台で映える中、静かでゆっくりと落ちついた太極拳の動きに引き込まれていきました。

 前日(16日)午後は、小学校体育館でのリハーサル後、夜にまた2時間ほど練習をされたとのこと。
 常に楽しみながら、太極拳の技?を磨き続けている太極拳クラブの皆さん、文化祭お疲れ様でした!!!
 

  

Posted by 上町維新 at 22:40Comments(0)

第27回 大龍校区文化祭 & 大龍小PTAバザーのお知らせ

2012年11月15日

 今週17日(土曜日) 大龍小学校で、
「校区文化祭」と「PTAバザー」が開催されます。

文化祭 大龍小学校体育館
9時~11時  踊りや、空手の演武、英語暗誦、合唱など、様々な舞台発表があります。

今回は、上町維新のメンバーで結成されています、『上町維新太極拳クラブ』の初舞台発表もありますので、ぜひたくさんの方、見にいらしてください!!!

9時~14時  展示発表では、大龍校区内の町内会での活動報告や、生け花教室の展示があります。

バザー 校庭
11時~14時  うどんやたこやき、わたあめなどの食べ物、フリーマーケットや手作りの販売などあります。

 ぜひ、皆さんお越しください!

*当日は、校庭内へは車の乗り入れはできませんので、公共交通機関をご利用してお越しくださいませ。  

Posted by 上町維新 at 23:29Comments(0)イベント案内

昼間の上町ミステリーツアー:『知られざる上町めぐり』 

2012年11月11日

 ~上町検定にも大いに役立つ~

昼間の上町ミステリーツアー『知られざる上町めぐり』案内!!!

日時:11月18日 〈日)  鹿児島駅市電電停前 10時集合

鹿児島駅から、日頃のメインストリートを離れて、上町維新メンバーが選りすぐったマイナーロードを歩きながら、上町検定時事問題に来年、出題される箇所を巡りながら、南洲神社まで行きます。

これに参加していただくと、上町検定で一番難問とされる時事問題の解答が解るので、『第3回上町検定』全問正解者となれる、可能性大です。

 上町維新メンバーから、どこを連れて歩かれるのかわかりませんが、その恐怖さを抱えながら、
  たくさんの方に参加していただきたいと思っています!

 電話申込、先着20名です。  電話番号 上町維新まちづくりプロジェクト 春山 亮 248-5003です。
 

 解散場所 南洲神社  12時  参加費 500円 飲み物つき 

上町の不思議で面白い場所にお連れします!


  

Posted by 上町維新 at 20:02Comments(0)イベント案内

かごしま風景街道まち歩き-市電上町線廃線跡をあるく-

2012年10月16日

かごしま風景街道まち歩き
市電上町線廃線跡をあるく

集合 ◆9:50 までに県民交流センター 県政記念館前
行程 ◆10:00 出発 旧鹿児島市電沿いを歩きます。   
          → 12:00  旧「清水町」電停にて 解散
料金 ◆1,000 円
      資料代・おみやげ代・保険料含む
募集 ◆40 名( 達し次第締切)

ナビゲーターは
アングラ目線の文化活動でまちおこしのスペシャリスト
東川 隆太郎氏 気の向くまま、風の吹くまま
上町の裏の裏までご案内いたします。
※下記まで10月20日(土)までにお名前・参加希望人数などをお知らせください。くわしくはこちら。
http://www.tankennokai.com/chirashi/20121021kanmachi-w.pdf      
主催:かごしま風景街道推進協議会
〒892-0821 鹿児島市名山町3-9
tel 099-227-5343   fax 099-295-3133
( かごしま探検の会内) info@tankennokai.com
  

Posted by 上町維新 at 09:00Comments(0)イベント案内

2番線で逢いましょう。。。

2012年10月12日

10月21日(日)
西田本通り会・上町維新まちづくりプロジェクト・
かごしま探検の会・かごしま風景街道推進協議会 -合同企画-


「2番線で逢いましょう。。。」
※このコースは市営バスの2番線沿いに沿った企画です。

-上町地区では、地元商店街の特色ある店舗をご紹介します-

○極楽コース
参加費 ワンコイン500円 定員20名
(午 前)
10:00 みやこ温泉
    天然温泉にゆっくり浸かって
    身体の癒やし。
10:45 大竜の森
    さわやか院長の健康講座付
    いろんな施術で心の癒やし。
11:30 吉田葬祭
    いつかはやってくる思い出になる
    時間、プチ瞑想で魂の癒やし。
※時間内は、吉田葬祭さんの施設内でゆっくりご休憩もできます。

○誕生コース
参加費 ワンコイン500円 定員10名
(午 後)
13:00 伊集院病院
    あたらしい生命に感謝。
    大切な人だから、満足できる環境で...
    病院内の施設案内と各種診断の御案内。
13:30 chibichibikitchen
    こころのこもった小物を手づくりで
    日頃の感謝をこめて贈りたい。
    ハンドメイド・ナチュラル雑貨を体験。
※このコースは女性限定もしくはご夫婦での参加とさせていただきます。

いずれも定員がございますので申し込みの際はお早めにお願いいたします。
kanmachi@tu.main.jp  

Posted by 上町維新 at 09:45Comments(0)イベント案内

敬老会

2012年09月24日

 去る9月14日(日)、池之上町内会で敬老会が開催されました。
 
 数年前から玉龍高校家庭クラブの皆さん方が敬老会に来てくださるようになり、今ではそれをとても楽しみにしておられる方々もたくさんおられるようでした。

 今年は、玉龍中学校、高校の合唱部の皆さんが来られ、昔の歌をお芝居付きで10曲ほど歌ってくださいました。
「ふるさと」を歌うときには、多くの方が一緒に口ずさまれていました。
 様々な年代の人々が、このように同じ場所で、同じ時間を過ごすことができる、一見何でもないことのようで、宝のしずくのような一瞬だと感じてしまいました。

  

Posted by 上町維新 at 14:06Comments(0)

第一回 鹿児島の歴史を語る茶話会

2012年09月20日

 下竜尾町に以前「かごしま荘」という建物がありましたが、皆さん覚えていらっしゃいますか?

現在、その場所にはオシャレなデザイナーズマンションが建っています。
そして、その最上階に、桜島、錦江湾が一望できるステキなロケーションの
「空のカフェ」というカフェ&レストランがあるんですよ~。

  そこで、来週の24日の月曜日「かごしまの歴史を語る茶話会」が開かれます。

 上町地区にお住まいで戦争体験のある男性、女性2名の方のお話を聞きながら、
 今、わたしたちにあるいのちというものを、大事に参加者で語り合えたらいいな、という
 主催者の思いが込められた会です。

☆「かごしまの歴史を語る茶話会」

 日時:9月24日(月) 午後3時半~5時半
 場所:空のカフェ (元かごしま荘 マンション 最上階)
 会費:ドリンク&スイーツ  (1000円 or 1500円 どちらかお好みで)
 連絡先:空のカフェ 248-0155

後、残り若干名の空席だそうです
ぜひ、参加したい、という方は早めに上記までご連絡くださいませ。
 
                                 

Posted by 上町維新 at 18:25Comments(0)

大龍校区成人学級へのお誘い

2012年09月19日

9月20日(木)19時から21時まで、大龍校区公民館(大龍小学校 正門右側 駐車場有)で、
成人学級が開催されます。

学習内容は、以下の通りです。興味、関心のある方はぜひお越しください。お待ちしております!

講話 「葬祭儀礼の歴史」

講師 「錨 昭一郎 氏」 吉田葬祭勤務(大竜町)


☆10月講座のご案内
日時:10月18日(木)午後3時~5時 

場所:川添公民館(坂元町)

内容:『絵を描こう』

講師:下忠 義一氏

準備物:新聞紙を一枚ご持参ください。絵を描く際の下敷き用。
駐車場は川添公民館近くに準備いたします。
   

Posted by 上町維新 at 22:40Comments(0)

山城としての清水城

2012年09月16日

 第3回鹿児島清水城ガイド養成講座が、稲荷町公民館で9時半~11時半まで開催されました。

台風も接近し、風雨が激しい天候にもかかわらず、朝早くから30名近い熱心な山城ファンの方々が、三木靖先生の講義に、耳を傾けておられました

本日は、清水城を使い始めた島津元久(1384~1387)が、清水城に移り住む前に住んでいた志布志城と、
1550年に島津貴久が清水城を使い終わりとして、その貴久の出身地である伊作城の両城と対比した鹿児島清水城の講義でした。

興味をひいた内容は、現在私達が使っている「縄張」や「廓(くるわ)」(今、若い人が知っているかは定かではありませんが)という言葉は、山城に使われている言葉に由来する、ということでした。

「縄張」という言葉は、反社会的意味で使われることが多いですが、決してそうではなく本来は漢字が示すとおり、城の境界に縄を張って敷地の位置を定めていたことに由来するのだそうです。

また「廓」は、「曲輪」で、城や砦の中など、一定の区域の周囲に築いた土や石のかこいのことだそうです。
その「かこう」ということから、江戸時代に男性、武士社会の中で女性を囲う「廓」に変わっていったようです。

中世の城づくりは、城主の権威誇示のための城つくりに住民が労役を課せられるというものではなく、庶民がいざという時に逃げ込めるための安全の拠り所、避難所としての役割があったので、お城周辺の人々みんなで城づくりに参加した、という時代だったようです。

清水城の保存、整備という視点から、中世の人々の暮らしぶりなども知ることができ、当時の人々を身近に感じた一瞬でした。




  

Posted by 上町維新 at 22:10Comments(0)

行く河の流れは絶えずして、

2012年09月12日

 『行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。』

 「方丈記」の冒頭部分です。 今年は、鴨長明が方丈記を執筆してから800年目だそうです。
平安時代末期から鎌倉時代にかけて、政治権力が貴族から武士階級に移りつつあったころ、朝廷も加担しながらの源平の戦が絶えることなく、大火災、竜巻、飢饉、大地震といった自然災害も続けざまにおこった、そんな時代を生きた作者であります。(大河ドラマ「平清盛」のこれから、福原遷都以降の時代です。)

 『河の流れは、常に止まることなく、しかも河の水はつねに変化している。淀みにうかぶ水の泡も、浮かんでは消えて、消えては浮かぶが同じ形を保つということは聞いたことがない。
世の中にある人と住まいもまた、河の水や水の泡と同じである。』

 最近、上町を車で走ると、先月まであった建物が壊され、更地になっている所が目に付きます。工事用の車が出入りし、新しい何かが造られていくようです。
近所の方に尋ねてみると、大手コンビニエンスストアらしい・・・・・ 2ヶ所位・・・・・

コンビ二は、便利です。コンビニエンス、と名が付くくらいですから。
急にお腹が痛くなった時にトイレを借りることも出来ますし、朝早い出勤の時に、ストッキングが破れても24時間オープンなので、途中で買って仕事にも行けますし、確かに便利だと思います。

しかし、片方の心では、他の街と同じような風景の街になってしまうのかなぁ~という寂寥感も感じています。

 世の中にある人も住まいも、変化し続けていくことは、いつの世も同じなのですね。
 800年後の平成に生き、このまちに暮らし、800年前に鴨長明が感じた思いを胸に抱きながら、100均市をやっているタ〇ヨー大龍店へ急ぎ足で向かいました。
 
於春
  

Posted by 上町維新 at 23:01Comments(0)

歴史を感じる現在

2012年09月09日

 先月から、「清水城跡調査整備保存活用推進協議会」の『清水城ガイド養成講座』が始まりました。
これから徐々に、清水城の価値が見直されていくことと期待が膨らむところです。

 さて、清水城は、島津当主7代元久から14代勝久まで8世、およそ150年間島津氏が居城としたところです。
はじめ7代元久は、東福寺城に入りますが、手狭であるとして清水城を築き、1378年(嘉永元年)に移り住みました。
 元久は信仰心が厚く、叔父石屋禅師に傾倒していたため、1394年(応永元年)島津氏の菩提寺として福昌寺を建立し、初代住職に石屋禅師を招きました。
 そして、一人息子の梅寿をその弟子とし、福昌寺3世の法燈を継がせました。(のちの仲翁守邦(ちゅうおうしゅほう)

 そもそも元久が一人息子を出家させたためにそれ以来、この清水城時代の約150年間は、ほとんど島津家家督争いの時代だったようです。(なんで元久は、一人息子を出家させたんだょ~ん。by元久家臣)

 そして11代忠昌は父である10代立久が早くに亡くなったために、12歳で守護職を継ぎました。
この忠昌は、薩摩、大隅、日向三国の争いを回避しようと、安定、平和のために病魔に犯されながらも死力を尽くしましたが、残念ながらその願いは叶えられず、再び、各地の豪族達の主導権争いや下刻上的反乱が起こりだしました。

 病気にも戦いにも疲れ果てた忠昌は、清水城で突然自刃して46歳の生涯を終わりました。

 しかし、忠昌の時代は、文化が普及した時代でもあり、学僧で有名な桂庵玄樹を鹿児島に招き、多くの人がその教えを受けました。

 その一人が、大龍寺開祖の文之和尚です。
 昨日、大龍小学校校長先生から、今月末(9/30)、大龍小学校に日南市より訪問団の方が来られる、という話をお聞きしました。
 それは、文之和尚が日南出身だからだそうです。(個人的に、とても驚いたのですが、私だけかな。)

 過去の出来事が、今の私達にまでつながっていることを感じさせられる日南市訪問団のお知らせでした。 
                                              
於春  

Posted by 上町維新 at 20:25Comments(0)

戸柱橋

2012年09月07日

 10号線を鹿児島市から磯方面へ走り、長田陸橋、柳町交差点を過ぎると戸柱橋交差点があります。
車で走っていると、橋の上を通り過ぎたことなどわからないほどですが、信号待ちで停車することがあれば
その場所が戸柱橋の上です。

 その辺りの稲荷川河口は、戸柱港と呼ばれ、天文18年(1549)フランシスコ・ザビエルが上陸した港でもあり、江戸時代初期まで島津氏の港として琉球や南の島などへの係船場(御船手、軍港)として栄えていました。
 慶長14年(1609)大将樺山久高(1560~1634)・副将平田増宗(1565~1610〉が率いる琉球遠征軍3千余名
が出発した港でもあります。
 今の春日神社横に、「薩摩水軍軍港跡碑」というのが残されています。 
ところで、この「戸柱」の名前の由来ですが、大永7年(1527)祭神=素戔嗚尊(すさのおのみこと)・妃奇稲田姫命(きさき くしいなだひめのみこと)・八王子神(三女五男神)の十柱(とおはしら)。
 これによって「戸柱」の名が生じたと記録にあるようです。

 ここで問題です。神様の数え方は?

① 一体、二体・・・   ② 一人、二人・・・・  ③ 一柱、二柱・・・・・
 
答えは、3番です。

 さて、最近『終戦前後北朝鮮で死亡した日本人らの埋葬地とされる畑を訪れ、調査、法要を終えた。』というニュースを覚えていらっしゃいますか?

 昨日の地元紙一面の下段を読んでいましたら、「北朝鮮に残る遺体は、二万柱の越える・・・・・」と書かれてありました。この『二万柱』という文字から、戸柱、神様・・という連想が廻ったのですが。
 調べてみると、【柱】は、①古来の神・神体・神像  ②位牌・遺骨  ③ 英霊  ④ 高貴な人
の数え方らしいです。

 靖国神社に祭ってある祭神は、明治以降お国のため、天皇陛下のために命を捧げた人たちが、名誉ある死を遂げたということで、英霊(神となる)として祀ってあることが思いだされました。
 
 戦後67年目の夏がやってきて、
 地元紙にも「上町空襲の記憶 7・27から67年」として記事が連載されていました。
 残念ながら10回シリーズで終わってしまいました。きっと、話をしてくださる方々もご高齢になり、たくさんはおられなかったのかもしれないと思うことでした。(紙面の都合もあったかもしれませんが)

 この世のものは、たえず変化していくことは、世の理ですが、その変わりゆく様の一コマ、一コマを
 記憶していけるようなそんな活動をしていけたらといいなぁ~~~と、ほそぼそと考えています。


  

Posted by 上町維新 at 09:12Comments(0)

薩摩守忠度(さつまのかみただのり)

2012年09月03日

 自称歴女の私(於春)は、人様の評価(視聴率)に振り回されることなく今年の大河ドラマ
「平清盛」
を毎週欠かさず見ています。
 個人的には、人と人との関係、機微が丁寧に描かれていて、各登場人物の苦悩が同じ人間として感じられて好きなんですけどねぇ~~。(歴史ファンのみなさん、どうして見てくれないの??)

 ところで、8月26日(日)放送の平清盛、50歳のお誕生日祝いの宴に(見てない人、スミマセン。)
いきなり「兄上!」と飛び込んできた口ひげを生やした熊みたいな人、覚えていますか?
 公家の藤原なんちゃらと和歌で競い合った人です。

 彼は清盛の弟(母違いだと思う)なんですが、薩摩守忠度というそうです。
 「薩摩」と出てきたので、少し調べてみたら、当時薩摩国を治める長官だったようですが、実際は任地に赴くケースはなかったようです。
 ちなみに忠度は、和歌が上手い人で平家が都を捨てて落ちていく途中、部下を数人連れて、再度都に引き返してきたそうです。
 何故、引き返してきたかというと、藤原俊成(『千載和歌集』の選者で審査委員長)という人の家に行き、
 忠度曰く、「勅撰和歌集の編纂があると聞きました。ぜひ、私の和歌も一首でも入れていただけないでしょうか?ここに巻物を持参いたしました。」
                  (なんか図々しい感じもしますが・・・・by於春)
 俊成は、せっかく忠度が巻物に百首も書いて持ってきたので、すぐれた和歌を一首選び、 その時は、平家は罪人扱いだったので、名前を出さずに「読人知らず(作者不明)」として入れたそうです。

 さざなみや 志賀の都は あれにしを 昔ながらの 山ざくらかな
(志賀の旧都は荒れてしまったが、長良山の山桜は、昔と変わらず咲き誇っているのだなぁ)
  
 
 それで、薩摩守忠度なんですが、無銭乗車のことを「薩摩守」と言ったりするそうなんです。
 皆さん、知ってました???
 諱(いみな)が、「ただのり」であることから、無銭乗車を意味する隠語だそうです。
 狂言に「薩摩守」というのがあるそうですよ。

 見たことのある方は、教えてくださいね♪

                           参考資料「一日で読める 平家物語」

   

Posted by 上町維新 at 22:52Comments(0)

やります!第3回 上町検定

2012年09月02日

 於春です! 昨年4月18日のブログに、「一年間京都に修行に行ってきます!」と書いてありましたが、やっと帰って参りました。
 京都では、東山にこもり、朝早く起きて、お堂の雑巾がけをし、日中は滝に打たれ、午後は座禅を組み、
夜は早く寝る、という生活を送っておりました・・・てなわけありません。

 京都駅近く五条通り裏手の町屋風(ただ古いだけ)寮に住み、朝からご飯をお代わりし(朝の勤行後なのでおなかがすくのです)、放課後(仏教の授業があります)は近くの南禅寺や法然院まで散歩に出掛け、夕食のから揚げを「美味しい、美味しい」とたらふく食べ、ダイエットに帰りは学校から寮まで歩いて帰るのですが(約50分)、帰るコースは祇園や先斗(ぽんと)町を眺めながら観光客気分で歩く、という京都生活を送ってきました。(なにをもって修業というか分かりませんが、これらの生活も修業だったんです。笑)

 という一年を経て、上町維新の活動復帰となりましたので、どうぞよろしくお願いいたします。

早速ですが、【第3回 上町検定】 開催決定!!!
日時:平成25年(2013) 2月3日 日曜日 
時間:午後から
場所:未定
料金:1,000円
出題は、「かんまち本」から40問、上町関連時事問題が10問です。

詳細については、随時お知らせしていきますので、ぜひ挑戦してみてください!

 ☆上町検定受検の特典は、上町ゆかりのお土産、参加賞があります。得点の有無にかかわらず、帰ってからも楽しめる検定です。(お土産は何かな~?)


 ・ところで、ブログでも紹介していますが、現在、当プロジェクトでは、
「鹿児島清水城・調査整備保存活用推進協議会」の発起人メンバーの団体会員として、協力連携しながら、
活動を推進しています。
 このブログでもいろいろな行事をお知らせしていきますので、ご参加お願いいたします。

 さて、清水城というのは、現在の清水中学校及びその裏手から実方辺りまでの山々に位置していたようです。
 島津氏が戦国大名となる前、守護大名だった室町時代に本城としていたのが清水城であり、島津家の史書は、清水城を鹿児島本城と呼んでいたそうです。(三木靖先生 レジュメより)

 これからは、清水城を中心としたお話も紹介していきたいと思います。

 


 

   

Posted by 上町維新 at 19:31Comments(0)

山城プロジェクト発足記念講演会

2012年07月22日

鹿児島清水城・山城調査整備保存活用事業推進協議会(仮称)

☆ 発 足 記 念 講 演 会 の ご 案 内 ☆

日 時 平成24年8月4日(土) 10:00~12:00

場 所 鹿児島市社会福祉コミュニティセンター

住所:鹿児島市祇園之洲町1番地2

内 容 山城のあるまちづくり(仮称)

講 師 三木 靖 先生 (みき やすし、1937年 - )
日本の歴史学者。鹿児島国際大学短期大学部名誉教授。専門は中世城郭史。
1965年に早稲田大学大学院文学研究科修了。鹿児島短期大学学長を経て、鹿児島国際大学との統合により、同大学短期大学部教授・学部長を務める。また、鹿児島国際大学生涯学習センター長、鹿児島県文化財保護審議会会長、音楽療法士養成協議会顧問を歴任する。研究では日本古文書学会、九州史学会、南島史学会で活動した。南九州における中世城郭史のほか薩摩島津氏の研究において第一人者である。

著書
『薩摩島津氏』新人物往来社、1972年
『島津義弘のすべて』新人物往来社、1986年
『鹿児島県の歴史』鹿児島城西ロータリークラブ、1997年
『荘園絵図研究の視座』奥野中彦編、東京堂出版、2000年
『薩摩と出水街道』向山勝貞、吉川弘文館、2003年
  

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鹿児島清水城・山城調査整備保存活用事業推進協議会(仮称)

2012年07月20日

鹿児島清水城・山城調査整備保存活用事業推進協議会(仮称)

上町地区は「かごしまの町・発祥の地」といわれています。
それは、三州(薩摩、大隅、日向)守護職・島津氏の本城、清水城の城下町としてその礎ができたことに由来します。
第7代大隅守護・島津元久公は、はじめ東福寺城にはいりましたが、居館を構えるのには狭険であるとして、至徳年中(1384~1387)清水城を築き、嘉慶元年(1387)居を移しました。

清水城は山城(大興寺岡)と山麓の居館(清水中学校敷地)を中心とする典型的な・初期の城下町の形態を備えていました。(「鹿児島市史」および「鹿児島のおいたち」・鹿児島市発行)

以後、室町時代を通して三州守護職を世襲し、奥州島津氏14代勝久公に至るまで、8代・約160年間、守護大名島津氏の居城として存続しました。
いわば、上町地区、ひいては、鹿児島のまちのはじまりのシンボル的記念の遺産といっていいでしょう。
(東福寺城、内城とともに)廃城となった後も、昭和30年代まで、食糧難を救う山畠として、また、シラス崖を利用した防空壕跡にみられるように、地域住民の命を守る山城としての役割を果してきました。

また、今年、創立百周年を迎える清水小学校の校歌にも『山松高き清水城、仰ぐもゆかし城跡に、星霜移る四百年…』と詠われており、山城跡北端・葛山には、「清水国民学校葛山錬成道場」建設記念碑も建てられています。大龍小学校は、学校農園として城跡の一部を利用したこともありますし、清水中学校部活動のランニングコースとして活用されてもきました。

鹿児島市教育委員会による発掘調査も試みられましたが、現在では、わずかに水道局・九州電力の作業路が通るのみで、全山薮化しています。

上町地区、鹿児島市に居住するものとして、この『清水城』に光をあて、上町地区、鹿児島市の発祥の歴史遺産として、整備・保存・活用できればと考え、ここに皆様のお力添えをお願いする次第です。

下記の通り、「鹿児島清水城山城部調査整備保存活用推進協議会く仮称)」を設立して、整備事業を進めてまいりたいと存じます。

あなた様(貴団体)にもご賛同いただき、是非とも協議会設立にお力添えいただきますようお願いいたします。

平成24年7月吉日 
発起人 上町の歴史と文化に学ぶ会会長 肥後 吉郎
上町タウンマネジメント代表 内村文泰
上町維新まちづくりプロジェクト代表 春山 亮
南九州城郭談話会会長(国際大学名誉教授) 三木 靖

※進協議会の内容 (案)
1、(推進事業名)「鹿児島清水城山城跡調査整備保存活用推進事業(仮称)」

2、(推進組織)  「同上推進協議会(仮称)」

3、(実施事業)  
(1)調査①曲輪群、堀切、空堀等調査②文献、聞き取り調査
(2)整備①みちづくり②曲輪群の藪・竹木の伐採③案内板・開設版の設置
(3)案内体制づくり「ガイド養成講座」の開設(4)広報・周知(5)募金協賛金の募金

4、(実行組織)  協議会の下部に事業推進体となる委員会を設置。
(1)調査・整備委員会(2)ガイド養成委員会(3)広報・募金委員会

5、(運営経費)  連絡・通信、案内板設置等の運営経費として、協議会加入団体および個人に会費を、事業趣旨賛同者に協賛金をお願いする。年会費団体:5,000円個人:1,000円 協賛金随意

6、(将来構想) 『清水の森』づくり構想(新たな地域資源として)
(1)櫓台(展望台)の設置
(2)自然と触れ合う里山づくり・ツリーハウス・炭焼き・蛍の飼育・竹林整備・桜、梅、栗等植栽・から芋、野菜等栽培(市民農園)

協議会設立総会の日程
1、日 時  平成24年7月21日(土)午前10時~12時
2、場 所  稲荷町公民館(清水中学校体育館側・裏門向かい) どなたでも参加できます
  

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